株式会社ミナミダ

TEL:050-5538-2856(AM9:00〜PM6:00)

防水工事の流れ

1. 現地調査

防水工事は、まず現地調査から始まります。建物の状態や漏水の有無、劣化状況などを専門スタッフが確認し、どのような工法が適しているかを判断します。調査結果をもとに、防水工事の計画が立てられます。

2. 見積りと工法の提案

調査後、建物に適した工法や使用する材料、工事の範囲を決定し、見積もりを作成します。顧客に工事内容を説明し、納得いただいた上で契約を交わします。この段階で、工事スケジュールも確定します。

3. 施工準備

工事開始に先立ち、周辺環境に配慮した準備が行われます。工事対象の場所を養生し、必要な資材や道具を搬入します。また、足場を組む場合は、安全対策も徹底します。周囲への配慮として、防音や粉じん対策も重要です。

4. 下地処理

防水工事の基礎となる下地処理は非常に重要です。施工箇所の汚れやほこり、ひび割れ部分を清掃し、平らで密着しやすい表面を作ります。この工程を丁寧に行うことで、防水層が長持ちします。

5. プライマー塗布

下地の準備が整ったら、プライマーを塗布します。プライマーは防水材の接着を助け、下地にしっかり密着させるための材料です。この工程によって、防水層がしっかりと固定され、耐久性が高まります。

6. 防水材の塗布・貼付け

工法に応じて、防水材を塗布またはシート状の防水材を貼り付けます。液状の防水材の場合、均一に厚みを持たせて塗布し、乾燥させて防水層を形成します。シート防水の場合は、重ね合わせ部分に特に注意を払い、隙間ができないように施工します。

7. 乾燥・硬化

防水材の塗布や貼り付けが完了したら、十分な時間をかけて乾燥・硬化させます。この工程により、防水層がしっかりと固まり、雨水や湿気から建物を保護します。乾燥時間は使用する材料によって異なります。

8. トップコートの塗布

乾燥後、表面にトップコートを塗布して仕上げます。トップコートは防水層を紫外線や摩耗から守り、防水効果を長持ちさせる役割があります。特に屋外の防水工事では重要な工程です。

9. 最終点検

全ての工程が完了したら、仕上がりを確認する最終点検を行います。隙間やひび割れ、接着不良がないか確認し、防水層の仕上がりをチェックします。万が一不備が見つかった場合は、修正作業が行われます。

10. 工事完了と報告

最終点検が完了したら、工事完了となります。施工内容の報告書を作成し、顧客に工事内容を説明します。報告書には、防水工事の施工箇所や使用材料、工法が記載され、メンテナンスのポイントも確認しておきます。

11. 定期メンテナンス

防水工事は一度で終わりではなく、定期的なメンテナンスが重要です。数年ごとに点検を行い、劣化やひび割れが見られる場合は補修を行うことで、防水効果を長期間保つことができます。